就職、駐在、移住などいよいよタイに渡航することになった時に、準備することがたくさんありますよね。
それぞれの必需品はもとより、今回は準備しておきたい必需品と、渡航した時にあって便利だったもの、タイでは入手しにくいものに絞ってわけてご紹介していきます。
必需品
パスポート(白黒コピーも2~3枚取っておくと便利)
Eチケット(搭乗券やホテルの予約表)
SIMフリーとSIMカード携帯
お金(日本円・バーツ)
クレジットカード
かばん・スーツケース
ポイント
飛行機で記入する入国出国カードの記入に必要な黒のボールペンと、タイではなにかとよく使う青のボールペン。タイ語学校に通うならシャーペンと消しゴムもあると便利です。
渡航前に準備・確認しておく書類
海外保険の期限
日数で海外保険を購入した場合はいいですが、クレジットカードの海外保険付帯でくる場合、使用期限をしっかり確認しておきましょう。物によっては、渡航から3ヶ月と決まっていたり、怪我をしてから1ヶ月以内に申請するなど条件があります。
ポイント
クレジットカード付帯の場合、本人が電話で申請しないといけない場合もあります。それぞれの条件を日本にいるうちに確認しておきましょう。
注意ポイント
住民票を抜いてしまうとクレジットカードが作れないから、抜く前に作っておいた方がいいです。
参考記事⇒ 海外居住者がすすめる日本で作っておくと便利なクレジットカード
戸籍謄本
なにかと必要になるのが戸籍謄本です。家族がいる場合には、タイに来た最初の頃と確定申告時期には戸籍謄本の英文が必要になるので準備しておきましょう。
ポイント
英文に切り替えるのは、タイに来てから日本大使館に出向き、英文に翻訳してもらいます。
注意ポイント
日本大使館から戸籍謄本を入手することはできないので、日本から郵送してもらうことになります。
ビザ
家族ビザ(Oビザ)、ビジネスビザ(Bビザ)は取得しておきましょう。ワークパーミットはタイに来てから取得することになります。
Oビザの方は、Oビザ申請時に配偶者のBビザやワークパーミットが必要です。Oビザ取得の場合、日本で間に合わない場合がありますので、事前確認はしっかりとした方がいいでしょう。その場合、隣国でビザを取得しに行くことになります。必要な書類は揃えておくのを忘れずに。
注意ポイント
タイは日本と違って、コンビニにコピー機が置いてないから印刷したいものは事前に日本で印刷しておくのがおすすめです。
ポイント
タイでコピーが必要になった場合には、印刷屋さんがあるので、そこにコピーすることもできます。
参考記事⇒ タイのビザとワークパーミットととは?違いはなに?
パスポートの残存期間
ビザを取得した場合は大丈夫だと思いますが、パスポートの期限は大丈夫ですか?大抵の場合「残存期間は6ヶ月以上」としている国が多いです。期限まで半年の場合は改めて延長申請をかけましょう。
注意ポイント
航空会社により多少の前後したりします。余裕をもった期間にしておきましょう。
渡航前に用意しておきたい持ち物
優先順位が高い順に書いていこうと思います。
SIMフリーの携帯とSIMカード
初めの頃は、大使館に行ったり、不動産の方と連絡をとったりとインターネットをとにかくよく使います。バンコク県内では、フリーWifiのスポットが多いですが、毎回カフェに入る必要があるので、外で使えるWifiはあったほうが絶対便利です!※ホテルによってはWifiが有料の場合もあります。
また、iphoneを購入しようと思っている方は、日本で買ったほうが安いです。
参考記事⇒ タイ移住の1番最初かかる初期費用
ノートパソコン
パソコンはタイで買っても、日本で買っても価格的にはあまり変わりません。1台タイで購入しましたが、日本語機能が入っておらず悪戦苦闘中です。キーボードの位置も微妙に異なります。
ポイント
タイに来て検索することも多くなってきます。スマホでは見にくいこともあるのでノートパソコンがおすすめです。また、日本のテレビもタイのテレビも有料なため、ユーチューブ鑑賞には便利です。
Kindle・iPad
タイでは日本の本がとても高いです。どうしても紙媒体がいいという場合を除いて、キンドルやiPadで本や漫画を読むのがおすすめです。
ゲーム類
タイに来た時に暇つぶしにもなるゲームはおすすめです。小型で持ち運びのしやすいのは3DS、PSP、ニンテンドースイッチ。大型だけど、ゲームの種類が多くTVにつなげばユーチューブなどが見れるPS4もおすすめです。
指差し本とバンコクガイドブック
指差しで完結できるタイ語の本です。タイ語の発音が日本語で書いてあり、さらにタイ文字も記載されているため、見せたら通じます!これ1冊あれば、基本的なことは伝わるのでおすすめの1冊です。
普段飲んでいる薬
普段飲んでいる薬があれば持参しましょう。
注意ポイント
タイの薬は強めです。薬局や病院はありますが、タイの薬は即効性があり強いのが特徴です。あまり強いと副作用でアレルギー反応が出る人もいるので注意しましょう。
ムヒアルファーEX
日本人は特に、タイの蚊に刺されると大きく腫れることがあり、とても痒いのが特徴的です。第3医薬品の「ムヒS」より第2医薬品の「ムヒアリファーEX」の方が、効き目がいいです。
防寒着(薄手のダウン・カーディガン)
タイは室内や電車がとても寒いです。社内もとても寒いので、防寒着があるといいでしょう。
山岳地方など北の方に行くと冷え込むので、厚着の防寒着がおすすめです。また、1年中夏と言われる中部地方(バンコク中心部)では12月~1月あたりは16℃まで冷え込みます。半袖での16℃はかなり寒いので、カーディガンやワイシャツくらいの薄手の長袖があると便利です。
ポイント
タイで購入したい場合は、日本と同じシーズンの時に販売が始まります。
夏服と下着
タイでも入手は可能です。とりあえず、暫く分の服と下着は持ち込みましょう。1週間分くらいあれば十分です。
注意ポイント
タイの露天や問屋で買うと、消耗(着れる期間)が大変早いです。
男性で一人暮らしの場合、スーツの仕事着でワイシャツは5着くらいあると、洗濯も週1~2回で済むので便利です。タイのワイシャツは日本とサイズ表記が異なるため、試着がおすすめです。また、サイズが分かってもメーカーにより全く異なるので、気になる方はオーダーメイドしてもうこともできます。
スーツ
男性の場合、スーツはかならず1着は上下ジャケット付きで用意しておきましょう。会社のパーティーや、面接、会社の方の結婚式など使う頻度は少ないものの、年に数回は必ずあります。
ポイント
持ってくるならもちろん夏用のスーツです。
喪服
タイでのお葬式もありますが、いざという時に無くて1番困るものです。タイでは一式揃えようと思うと中々入手しづらいのが現状です。また、急な危篤で日本へ帰る場合にもすぐに対応できるようあらかじめ用意しておきましょう。
タイではオーダーメイドが盛んなため、ワンピースなどの喪服を作ることもできますが、真珠のネックレス、黒のストッキングは見つけにくいのでもってくるのがいいでしょう!
注意ポイント
女性の場合、肌色のストッキングも持ってきたほうが良いです。こちらで売られてるのは古いタイプですぐに伝線してしまいます。
化粧用品・化粧水・メイク落とし・日焼け止め等
日本の製品を使いたい場合は、こちらで買うと約2~3倍することを覚えておきましょう。まずは使い慣れたものを何ヶ月分か日本から持っていくことをおすすめします。
コンタクトレンズ・保存液
コンタクトレンズは、日系のメガネ屋さんや駅ナカで買うことができます。もしタイで買いたい場合は、今使っている空き箱などを持ってきて見せればいいでしょう。同じメーカーのものを扱っていれば、出してくれます。
ポイント
初めの頃は1ヶ月~3ヶ月分くらいもってくるのがおすすめです。
マスク
タイは場所により異なりますが、首都は空気が汚いです。また、年に数回PM2.5の数値が異常に上がり200近くなる時があります。そんな時はマスクがおすすめです。
注意ポイント
男性の場合は、こちらでマスクを入手するのは比較的簡単ですが、女性の場合、小さいサイズがないので買ってくるのがいいでしょう。
裁縫道具
急にボタンが取れたときに無くて困るのが針と糸です。針と糸は初めのうちは、中々入手するのが難しいでしょう。主に家で使うときはワイシャツのボタンなので、家に針2~3本くらい(無くしたとき用)糸が黒と白、水色あたりがあると便利です。
番外編:あると便利な食べ物
初めての渡航の場合、初日~1週間あたりは本当にバタバタです。右も左もわからず、どうしようもない時もあり、外に食べに行く元気がないときや、日本の食べ物が恋しくなる時もあるでしょう。そんな時に、調理なしに食べれて、当時は本当に役に立ったおすすめの食べ物をご紹介します。
調味料
自炊をしたい人は、日本から持ってくるのがいいでしょう。日系スーパーでもほとんどが入手できますが価格は2~3倍します。タイの調味料で上手く代用できるようになるまでは、食べ慣れた日本の調味料が便利です。
単身で来られる場合で、家ではあまり料理をしてこなかった方は、醤油・みりん・酒・ほんだしがあれば和食はなんでもできます。余裕があれば、めんつゆや味噌。洋風にできるコンソメ、鶏ガラスープの素があれば便利ですね!簡単なのは、お湯で溶くだけのお味噌汁がおすすめです。
砂糖、塩、胡椒はコンビニでもMAXバリュー、ローカルスーパーで簡単に手に入ります。
レトルト・素
意外に便利なのが、料理のレトルトや和えるだけの素です。一人暮らしの場合、レンチンや、茹でるだけでできるレトルトパックの牛丼や中華丼などは重宝するでしょう。合わせて、ご飯のパックも持ち込むといいかもしれません。
注意ポイント
日系スーパーでも売られていますが、割高です。そして、賞味期限がとても短いので注意しましょう。
カップ麺
カップヌードルなどのカップ麺は約3倍の価格で売られています。カップ麺なんて!と思うかもしれませんが、あると便利です。タイ料理が続いた時に食べるのがおすすめです。
素麺とめんつゆ
タイに来て初めて素麺が美味しいと感じました。これはタイ在住者の中では結構あるあるな話です。
ポイント
さっぱりつるっと食べれる素麺は、優先順位は低いものの持参して後悔しない一押しの持ち物です。
タイでは入手しにくいもの
除菌シート
タイの飲食店では基本的におてふきが出ません。手すりやテーブルが汚れていることも多いので、除菌シートはなにかと便利です。普段から気になる人は持参するのがおすすめです。
ポイント
タイはスプーンとフォークでご飯を食べます。タイ人はエビの殻や魚の骨も、スプーンとフォークを使って器用に取りますが、使い慣れない場合は手を使って取ることもあります。そんな時はウェットティッシュが重宝します。
ブラシの小さい歯ブラシ
歯ブラシは全体的にかなり大きめのサイズです。女性だと口に入れにくい人もいるかもしれません。大人用のブラシの部分が小さいものを使用している人は、日本から持ってきましょう。
注意ポイント
ホテルには基本的に歯ブラシや歯磨き粉は置いてないことが多いので、事前に確認しておきましょう。
逆にいらないもの
生理用品
渡航前後に生理がかぶらない限り持ち込みの必要はありません。コンビニや薬局、デパート、スーパーに売ってます。日本メーカーのものも売っていますが、全体的に割高なので高いの嫌って場合を除いて持ち込まなくても大丈夫でしょう。
水
水はコンビニで手に入ります。1.5ℓで30円前後~40円ほどで買えるので、荷物になるため持ち込む必要はありません。ホテルや住まいの近くにあるかが不安な方は、到着した空港にコンビニがあるので、そちらで購入できます。
注意ポイント
飛行機で記入した入国・出国カードは、入国時に切り取られ出国カードは戻ってきます。無くすと大変なことになるので捨てずに取っておいてください。
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