タイで働いている事務職の将来のキャリアについて一緒に考えていきましょう。将来を考えるときのキャリアプランの参考にしていただけると嬉しいです。
タイで働いている事務職のキャリアパスについて
経験上、私はタイの事務職のキャリアパスは下記の2つがあると思います。
- タイ法人のアドミンマネージャーを目指すキャリア
- タイでのキャリアを活かして日本で転職するキャリア
タイ法人のアドミンマネージャーを目指すキャリアパス
タイの現地の会社で、一般管理職のマネージャー(=アドミンマネージャー)を目指す方法です。
メリット
- 責任者としての経験を積むと、転職しても給料が下がりにくくなる。
- 高い給与のままタイに長く居られる。
デメリット
- 日本人アドミンマネージャーのポジション自体が少なく難しく道のりが険しい。
- 日本の年金に長期間加入しないためタイで老後のライフプランを考える必要がある。
注意ポイント
タイ人アドミンマネージャーを採用してるケースが多く、日本人アドミンマネージャーを採用している会社はタイでは少ないです。
必要な経験とスキル
アドミンマネージャーといっても、人事・総務・経理などがあります。人事・総務に関しては、タイ人に任せているケースが多く、タイで日本人が人事・総務のマネージャーになることは難しいです。
個人的には経理マネージャーが狙い目だと思います。
経理に関しては日本本社とのやり取りが必要になるため、日本本社に報告するために、タイ国内の経理はタイ人課長が行い、日本への報告や資料の作成を日本人経理マネージャーが行うという会社は多々あります。
会計事務所での経験やレポーティング経験などがあると評価される傾向にあります。
おすすめの一冊
800ページほどあり、枕にできるほど分厚いですが、難しいことは書かれていません。
普段疑問に思っていることを辞書のように使うこともできます。
ポイント
この一冊をおさえておけば、社会人としての基礎的な経済的知識を身に着けることが出来ると思います。
おすすめの資格
- 簿記2級
- TOEIC
- MOS Excelスペシャリスト(ワードもあり)
会計・法務・人事に関する幅広い知識を習得し実務経験を積むと有利です。
タイでは英語の文章も多いことから、ビジネス英語の読み書きを身につけておくと評価が高いです。
個人的には、今後RPAが注目されるのではないかと思っています。
まだ習得している人も多くないので、狙い目のスキル・資格です。
日本人アドミンマネージャーを目指す方法
日本人アドミンマネージャーを目指す方法は下記の2つが考えられます。
- タイにある日系人材紹介会社の求人に応募する方法
- 日本でタイ駐在員の求人に応募する方法
タイにある日系人材紹介会社の求人に応募する方法
タイにある日系人材紹介会社に登録しタイ現地法人の責任者の求人に応募する方法です。
ポイント
日本人アドミンマネージャーの求人があれば、説明するまでもなく、この方法が最も簡単です
日本でタイ駐在員の求人に応募する方法
日本の人材紹介会社も実はアドミンマネージャーのポジションの海外駐在員の求人案件を多数もっています。
そのため、これから海外で働きたいと考えている人や、現に海外で現地採用として働いていてアドミンマネージャーになりたいと考えている人にも、現地の人材紹介会社よりも日本の人材紹介会社の駐在員(アドミンマネージャー)となる求人に応募したほうがおすすめです。
注意ポイント
日本の人材紹介会社であればどこの人材紹介会社でもいいと言うわけでありません。
人材紹介会社によって、ターゲット層や持っている求人の職種が異なり、自分に合った人材紹介会社に登録する必要があります。
駐在員となるための人材紹介会社を選ぶポイントは下記の2点です。
ポイント
- 駐在員の求人案件を持っているか
- 人材紹介会社のターゲットユーザーとマッチしているか
海外での求人案件のある、おすすめの人材紹介会社を記載します。
キャリアアドバイザーが全面的にサポートしてくれる人材紹介会社
公式サイト⇒マイナビエージェント
主なターゲットユーザーは20代~30代のビジネスパーソンです。
自己PR、履歴書・職務経歴書などの応募書類一式についての客観的アドバイスや、書類応募、面接日程の調整や条件交渉、企業への応募や面接の日程調整など転職活動中に発生する企業とのやり取りをキャリアアドバイザーが代行してくれるため、若手ビジネスマンにおすすめです。
タイでのキャリアを活かし日本で転職する
タイでのキャリアを活かして日本で転職するキャリアのメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット
- 海外経験や語学スキルが評価される。
- 日本の厚生年金に加入できる。
デメリット
- 日本で働くことになる。
3年から5年の海外経験を積み日本で転職するのが有利のように思います。日本の事務職に関しては圧倒的に実務経験年数がある方が優遇されます。
ポイント
円安のときの転職がおすすめです。
バーツでもらっている給料が円で見たときに高くなっているためです。
日本での社会人経験がない人におすすめの資格
- 秘書技能検定
- ビジネス実務マナー検定
などのビジネスマネーの資格がおすすめです。
日本で就職するうえでは、日本のビジネスマナーをわかっていると証明することは大事です。
日本のビジネスマナーがあるとわかったうえで、海外勤務経験が評価されます。
ポイント
面談・面接の際に、身なり・姿勢から基本的なビジネスマナーがあることをきちんとアピールしましょう。
タイでのキャリアを活かして日本で転職する方法
日本の人材紹介会社に登録することの一択です。
先ほど紹介した人材紹介会社は日本国内案件もあるため、海外駐在員の求人と日本国内の求人の両方を見ることが出来ます。
海外駐在員の求人案件を持っている会社のエージェントの方が、タイでのキャリアに関する理解が早いと思います。
ポイント
求人を見る前に初めからどちらか一択を選択するのではなく、両方の求人を見てからじっくりと検討した方が良いです。
最後に
事務職に関しては、昇給を望まなければ、同じポジションで長く働くことが出来ます。一方で昇給を目指すのであれば、それなりのスキル・経験が必要です。
今現時点で、自分が社会的にどのくらい評価されているのか、自分の市場価値を確かめるためには、人材紹介会社に登録するしか調べる方法はありません。登録しても失うものはないため、私は登録した方が良いと思います。
最短距離でキャリアアップしましょう。
キャリアアドバイザーが全面的にサポートしてくれる人材紹介会社
公式サイト⇒マイナビエージェント
主なターゲットユーザーは20代~30代のビジネスパーソンです。
自己PR、履歴書・職務経歴書などの応募書類一式についての客観的アドバイスや、書類応募、面接日程の調整や条件交渉、企業への応募や面接の日程調整など転職活動中に発生する企業とのやり取りをキャリアアドバイザーが代行してくれるため、若手ビジネスマンにおすすめです。