タイで働いている営業職の将来のキャリアについて一緒に考えていきましょう。将来を考えるときのキャリアプランの参考にしていただけると嬉しいです。
タイで働いている営業職のキャリアパスについて
経験上、私はタイの営業職のキャリアパスは下記の2つがあると思います。
- タイ現地法人の責任者(会社の社長)を目指すキャリア
- タイでのキャリアを活かして日本で転職するキャリア
タイ現地法人の責任者を目指すキャリアパス
タイ現地法人の責任者を目指すキャリアパスのメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット
責任者としての経験を積むと、同じポジションで転職し易くなる。
高い給与のままタイに長く居られる。
デメリット
駐在員が居る限り責任者のポジションにつくことは難しく道のりが険しい。
日本の年金に長期間加入しないためタイで老後のライフプランを考える必要がある。
ポイント
生涯現役でタイの社長を続けたい人には向いているキャリアコースと言えます。
必要な経験とスキル
マネジメント経験と、従業員とのコミュニケーションをとるための日常会話レベルの英語またはタイ語スキルが必要となります。
外国人事業規制法の関係で、原則外国人が前面に出て仕事をすることはできないため、マネジメント的なポジションが多いです。
また、駐在員事務所やBOI事業を除き、日本人1人に対しタイ人4人を雇わなければいけません。
そのため必然的にタイ人と働くことになり、仕事をする上でタイ人との円滑なコミュニケーションや的確な指示出しが重要になってきます。
おすすめの一冊
世界一有名なマネジメントの書籍です。
ちなみに勘違いしている人が多いのですが、著者のピーター・ドラッカーは偉大な経営者というわけではなく、経営学者です。
ポイント
偉大な経営者の伝記のような本ではなく、マネジメントとは何か、について書かれている本です。
おすすめの資格
- 簿記2級
- 中小企業診断士
タイ現地法人の責任者クラスになると、営業の仕事だけではなく、人事・総務・経理関連の仕事もする必要があります。
特に経理に関しては、責任者自らが決算書を理解し日本へ報告する必要があります。
ポイント
経理や財務の人のようにわかる必要はなく、決算書をみて何となくわかる。本社経理や財務の人との話にある程度ついていける。といった勉強していない人よりは詳しいレベルが求められます。
タイ現地法人の責任者を目指す方法
タイ現地法人の責任者を目指す方法は下記の2つが考えられます。
- タイにある日系人材紹介会社の求人に応募する方法
- 日本でタイ駐在員の求人に応募する方法
タイにある日系人材紹介会社の求人に応募する方法
タイにある日系人材紹介会社に登録しタイ現地法人の責任者の求人に応募する方法です。
ポイント
タイ現地法人の責任者の求人の応募要件を満たしているのでは、説明するまでもなく、この方法が最も簡単です。
現時点でタイ現地法人の責任者の求人の応募要件を満たしていない場合には、駐在員登用制度のある日系タイ法人に転職するという手も考えられます。
ポイント
現地採用で入社後、駐在員になり、その後タイ現地法人の責任者を目指すステップになります。
日本でタイ駐在員の求人に応募する方法
日本の人材紹介会社も実は海外駐在員の求人案件をもっています。
駐在員は日本から出向されるため、日本本社が採用をするためです。
そのため、これから海外で働きたいと考えている人や、現に海外で現地採用として働いていて転職を考えている人にも、現地の人材紹介会社よりも日本の人材紹介会社の駐在員となる求人に応募したほうがおすすめです。
注意ポイント
日本の人材紹介会社であればどこの人材紹介会社でもいいと言うわけでありません。
人材紹介会社によって、ターゲット層や持っている求人の職種が異なり、自分に合った人材紹介会社に登録する必要があります。
駐在員となるための人材紹介会社を選ぶポイントは下記の2点です。
ポイント
- 駐在員の求人案件を持っているか
- 人材紹介会社のターゲットユーザーとマッチしているか
海外での求人案件のある、おすすめの人材紹介会社を記載します。
キャリアアドバイザーが全面的にサポートしてくれる人材紹介会社
公式サイト⇒マイナビエージェント
主なターゲットユーザーは20代~30代のビジネスパーソンです。
自己PR、履歴書・職務経歴書などの応募書類一式についての客観的アドバイスや、書類応募、面接日程の調整や条件交渉、企業への応募や面接の日程調整など転職活動中に発生する企業とのやり取りをキャリアアドバイザーが代行してくれるため、若手ビジネスマンにおすすめです。
タイでのキャリアを活かして日本で転職するキャリアパス
タイでのキャリアを活かして日本で転職するキャリアのメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット
- 海外経験や語学スキルが評価される。
- 日本の厚生年金に加入できる。
デメリット
- 日本で働くことになる。
ポイント
3年から5年の海外経験を積み円安のときに日本で転職するのが有利のように思います。
円安のときの方が、バーツでもらっている給料が円で見たときに高くなっているためです。
日本での社会人経験がない人におすすめの資格
- 秘書技能検定
- ビジネス実務マナー検定
などのビジネスマネーの資格がおすすめです。
日本で就職するうえでは、日本のビジネスマナーをわかっていると証明することは大事です。
日本のビジネスマナーがあるとわかったうえで、海外勤務経験が評価されます。
ポイント
面談・面接の際に、身なり・姿勢から基本的なビジネスマナーがあることをきちんとアピールしましょう。
タイでのキャリアを活かして日本で転職する方法
日本の人材紹介会社に登録することの一択です。
先ほど紹介した人材紹介会社は日本国内案件もあるため、海外駐在員の求人と日本国内の求人の両方を見ることが出来ます。
海外駐在員の求人案件を持っている会社のエージェントの方が、タイでのキャリアに関する理解が早いと思います。
ポイント
求人を見る前に初めからどちらか一択を選択するのではなく、両方の求人を見てからじっくりと検討した方が良いです。
キャリアアドバイザーが全面的にサポートしてくれる人材紹介会社
公式サイト⇒マイナビエージェント
主なターゲットユーザーは20代~30代のビジネスパーソンです。
自己PR、履歴書・職務経歴書などの応募書類一式についての客観的アドバイスや、書類応募、面接日程の調整や条件交渉、企業への応募や面接の日程調整など転職活動中に発生する企業とのやり取りをキャリアアドバイザーが代行してくれるため、若手ビジネスマンにおすすめです。
最後に
営業マンは一度は読んでおきたい面白い一冊
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