タイの求人で最も多いのが営業職、事務職、そしてカスタマーサービスです。その中でも、今回はタイの事務職に絞って書いていこうと思います。
タイの事務職に関する求人を分析、まとめていきます。
月収
タイの事務職の求人を分析した結果、平均月収は59,500B、中央値は55,000Bとなりました。月給の分布をグラフにしてみました。
1番多い求人は50,000B代、次は60,000B代となりました。
事務職の場合、土日休みの会社が多く働きやすい一方、昇給の幅が少ないのが特徴的です。
ポイント
私生活との両立を希望する人におすすめの職業です。
業種
募集している事務職の業種は下記の結果になりました。
また、事務の種類はこのようになります。
ポイント
営業職駐在員のサポートとしての事務の求人が多いです。
応募の年齢制限
求人票に記載されている年齢制限を見ていきましょう。
35歳までだと9割の求人に応募できるのに対し、35歳を超えると応募できる事務系の求人が半分以下になりました。
ポイント
タイでの事務系の求人として30代半ばをひとつの募集目安として考えられていることがわかります。
事務経験・社会人経験
募集条件として、求人票上「事務職経験または社会人経験」に関する情報は下記の結果になりました。
調査した求人の70%が事務経験または社会人経験を求めています。
一つの理由としては、日本人がタイで働くためには、ワークパーミットが必要です。そのための要件として社会人経験が求められるケースがあるためと思われます。
次に、求人票上の事務経験または社会人経験に関し、年数の記載があったものをまとめてみました。
2年以下の経験であると11%の求人にしか応募できないのに対し、3年以上の経験があれば78%の求人に応募できるようになります。
ポイント
○○経験が2年以上っていう応募条件の記載は本当よく見かける条件です。
求められる語学
求人票上の語学に関する記載は下記の結果になりました。
83%の会社が応募者に語学スキルを求めていることがわかりました。
そして、語学が必要と記載した会社のうち、英語・タイ語の両方、または英語・タイ語どちらかが必要かどうかは次の結果になりました。
1番多い求人は「タイ語・英語ともに必要」40%、次いで「タイ語・英語のいずれかが必要」24%でした。
仕事で使う書類はタイ人も日本人も読むので、英語。社内のタイ人とのコミュニケーションはタイ語というケースは多いです。このような場合には、英語もタイ語も求められます。
ポイント
面談の時に「日本人の上司に言われたことをタイ人に伝えられるか」と聞かれることも多い様です。タイ語ができるとかではなく、事務の場合、上司とタイ人の仲介になることが多いから、上の人に言われたことを伝えられるかがポイントの様です。
参考記事
まとめ
30代半ばまでの事務職または社会人を3年ほど経験し、英語やタイ語が出来る人であれば、タイで職を探すのは苦労がなさそうです。タイでの就業経験も高く評価されます。
新卒または社会人経験がない場合、いきなりタイに来て仕事を探すよりは、日本で3年ほど働いて、社会人経験を積みながら英語を勉強するほうが、タイでの求人を探す際に優位になるでしょう。
関連記事