タイ生活

タイの基本情報

タイの基本情報

タイで暮らす上で、タイのことを知っておくことは大切なことです。

タイ王国は、日本では通称「タイ」と呼ばれていますが、実際の正式名称は「ラート・チャ・アーナーチャック・タイ(通称:プラテートタイ)」といいます。

今回は、観光、旅行、移住を検討されている方向けにタイの気候、気温、通過や服装などタイの基本的な情報をまとめました。

 

国の動物と国花

タイを象徴する動物は、日本人がイメージするとおり「ゾウ(タイ象)」です。野生のゾウも多くいて、ゾウの島「チャーン島」もあります。

タイの国花は「ラーチャブルック」英名だと「ゴールデンシャワー」と呼ばれ、下に垂れるしだれ桜のように咲く黄色のお花です。

 

宗教と民族

タイの宗教は上座部仏教(悟りを開いたものだけが救われる)で、国民の9割以上が仏教を進行しています。タイ国内は少し歩けば、祠があり、タイ人の多くの人は信仰心により通り過ぎる際に手を合わせるという場面を多組みかけます。

その他に仏教以外にも、イスラム教、キリスト教など、憲法により信仰は自由です。

またタイは複数の民族国家で成り立っています。最も多いのがタイ族、ついで華僑、マレー系、インド系、カンボジア系と様々な方達が暮らしています。

外国人も多く暮らしているため、多種多様な国民性と感性が交わる国です。タイ人の仕事に対する国民性と日本人の仕事に対する国民性は多少なりに異なるので、仕事をする上では多くの人が戸惑いを感じるかもしれません。

ポイント

日本の仏教はおもに大乗仏教。誰でも悟りが開け成仏できるという説があり、同じ仏教でも異なるようです。

 

人口・陸地面積

タイは77県、東部・南部・西部・北部・東北部・中部の6つに分けられます。首都であるバンコクは中部に、コムローイで有名なチェンマイは北部に分類されます。

2016年「The World Bank Group」の人口・陸地面積のデータによると

  人口 陸地面積
タイ 68,863,514人 510,890平方キロメートル
日本 126,994,551人 364,560平方キロメートル

ポイント

タイの人口は日本の54.23%なのに対し陸地面積は1.4倍の大きさです。日本と同じように各地方で方言があり特色や文化が異なります。

 

時差

日本とタイの時差は「マイナス2時間」です。日本時間の方がタイ時間より2時間進んでいます。

日本の12時→タイの10時です。

ポイント

サマータイムはありません。

 

言語

公用語はタイ語です。

バンコク中心地内の場合、ほとんどの室内のレストランでは英語のメニューが置いてあり、英語が通じる店員さんが多いです。また、日本人が多いエリアには、日本語メニューや日本語の看板が多く見られます。

参考記事⇒ おすすめのタイ語学習法

 

通貨とレート

タイのお金はBath(バーツ)です。記号は「THB」表記の多くは「B」になります。

お札が5種類

  • 1,000B
  • 500B
  • 100B
  • 50B
  • 20B

コインが6種類

  • 10B
  • 5B
  • 2B
  • 1B
  • 5サタン
  • 25サタン

ポイント

バスや電車は基本コインを使います。タクシーでは20B札や50B札、市場やマーケット、タイ料理屋台では大きくても100B札を使用します。あまり大きなお札はお釣りがでないことが多いので、極力小さなお金があると便利です。

 

タイ中央銀行中値

ポイント

ちょうど円安と、2013年7月1日から「15日を超えない短期滞在での活動を目的とするタイ国民へのビザ免除措置を開始」した影響もあり、年々増加傾向にありますね。

 

気候

タイは熱帯に位置しており、年間を通じて気温は高いです。

タイと日本(東京)の2016年の平均気温

気象庁(http://www.jma.go.jp/jma/index.html

Thai Meteorological(https://www.tmd.go.th/en/index.php

タイは年間平均気温27℃、湿度は67~72%です。1年中クーラーが付ついているので室内の湿度は40%くらいと低めです。

バンコクは年間を通して30℃超えることが多く、体感としては1年中夏と捉える人もいるでしょう。バンコクで暮らす場合、1年を通して比較的暑い日が続きます。最も気温が下がる時期は12月で、3~4日間ほど20℃を下回ることがあります。

 

季節と降水量

季節は、乾季・暑季・雨季の3つの季節があります。

季節 時期 特徴
乾季 10月~2月 雨もほとんど降らずタイのベストシーズン
暑季 2月~5月 1番暑い季節で日によっては40℃を超える日もある
雨季 5月~10月 1番雨の多い季節で折りたたみ傘は必須

プーケットなどの下の方に行くと、雨季が短かったりと地域により他所の違いがあります。バンコクで暮らしていく場合は、基本的にこの時期に乾季・暑季・雨季の3つの季節が訪れます。

次に降水量です。タイでは雨季に最も多く、年間124日間雨が降ります。

タイと日本の降水量

タイと日本(東京)の2016年度の降水量

気象庁(http://www.jma.go.jp/jma/index.html

Thai Meteorological(https://www.tmd.go.th/en/index.php

タイの雨季はスコールのような、バケツをひっくり返したかのような大雨もあれば、パラパラと降る小雨もありますが、基本的に大きな雨になります。

注意ポイント

日本のようにドブや溝が発展していないため、多少の雨でもすぐに冠水するのも特徴的です。

 

服装

年間平均気温は28℃です。

服装は1年を通じて半袖でちょうどいいでしょう。一方、室内やタクシー、電車内は非常に冷房が効いているため(基本設定21℃)上着があるといいですね。

バンコクでは12月に3~4日ほど最も冷える時期(16℃前後)があります。12月は店頭や、露天にカーディガンなどの多くの冬服が出回る時期です。

 

電圧

タイの電圧は220V、50Hzです。日本の電圧は100V、50Hzまたは60Hzと、タイと日本では電圧が異なります。

プラグ(コンセントに差し込む部分)は日本と同じ2穴のA型、BF型、C型が使われています。

基本的に変換プラグは必要ありませんが、日本の家電を使用したい場合は変圧器(電圧を替える機械)を通さなければ使用できません。

  ボルト ヘルツ プラグ
タイ 220V 50Hz A型、BF型、C型
日本 100V 50Hz or 60Hz A型

変換プラグや変圧器(電圧)については詳しく書いてはこちらのブログを参考にして下さい。(【バンコク】タイのコンセント、変圧器や変換プラグは必要?

 

日本との関係

日タイ両国は600年にわたる交流の歴史を持ち、友好関係を維持しています。

在タイ日本人の人数、在日タイ人の人数も年々増加傾向にあります。(外務省の統計「海外在留邦人数」法務省の「在留外国人統計」調べ)

  2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
在タイ日本人 55,634 59,270 64,285 67,424 70,337
在日タイ人 40,133 41,208 43,081 45,379 47,647

両国の観光客数も年々増加しています。

バンコクでも多くの日本人を見かけます。

  2011年 2012年 2013年 2014年 2015年
タイ旅行に行った日本人 1,103,073 1,341,063 1,515,718 1,254,858 1,349,388
日本旅行に来たタイ人 95,185 201,623 392,856 599,690 737,943

 

気をつけたいポイント

朝8時と夕方6時は国家が流れる

公共の場(駅等)では朝8時と夕方6時になると国家が流れます。国家が流れると、駅員さんだけではなく一般の市民もその場で立ち止まり、国家が終わるまでその場を動いてはいけません。

語尾は男女で異なる

タイの挨拶「サワディー」ですが、男性は「サワディー・クラップ」女性は「サワディー・カー」といいます。男性は語尾に「クラップ」女性は語尾に「カー」を付けます。

寺院では露出をしない

寺院では、半ズボンやタンクトップなどの露出が高い格好、スキニーやレギンスなどの骨格がわかる服装で入ることはできません。

女性が僧侶に触れることはできない

タイは僧侶が一番偉いとされています。厳しい戒律を守って生活をしており、女性が触れることは禁じ手です。電車の揺れで触れてしまったなど、行為じゃなくても許されることではないので、僧侶が近くにいた場合は避けましょう。

禁酒時間と禁酒日

お酒を買える時間と買えない時間があります。

11時~14時、17時~24時

の間のみお酒が購入できます。飲食店でもこの時間のみの提供です。また、選挙日や仏教の日もお酒の販売や提供は禁止されています。

喫煙について

タイではほとんどのレストランでタバコが吸えません。路上喫煙も法律で禁止されています。(日系の居酒屋に関しては吸えるお店が多いです。)

 

まとめ

バンコクの正式名称

クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット

 

タイを知るために知っておきたいおすすめの一冊

 

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タイの医療や病気事情

 

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